ちっちっchi
「黒子のバスケ」二次小説です。 管理人の妄想の限り小説を書こうと思います。 ※ホモネタ18禁ネタ多くありますのでご注意ください。また、原作とは一切関係ありません。
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笠松の結果は帰ってきてから数週間後に届いた。
大学に落ちる気はしていなかったものの、実際に合格証を手にするとその喜びがこみ上げてきた。
笠松は早速黄瀬に電話していた。
「黄瀬、受かったぞ!!今夜俺が奢るからファミレスでも行かねぇか?」
純粋に祝いたかったことと、試験の時に心配をかけたことへのお詫びも兼ねて笠松は黄瀬を誘った。その誘いに黄瀬はもちろんのってきた。
「おめでとうございます。そんじゃ部活が終わったら行きます」
電話を切ってから思いの外黄瀬の声が沈んで聞こえたことが気になった。
「あいつ、またなんか悩んでんのか?」
電話を見つめながら笠松は呟いた。
そうだ、受かったことだし、報告も兼ねて部活にでも顔出してみるかな・・・
笠松はキレのない黄瀬の声が気になり、学校へ行くことにした。
私服のまま学校へ行きこっそり体育館の入口から中を覗いた。
バスケ部は誰もまだ気づかず、練習試合の最中だった。
体育館の手前で練習していた体操部の女子が笠松に気づいて声をかけてきた。
「あれ?バスケ部の笠松先輩じゃないですか?部活は引退したから後輩の様子でも見に来たんですか?」
まだ幼さが残るような小柄な女子だが笠松にはあまり見覚えがなかった。
「悪い・・・君は?」
笠松が頭を掻きながら尋ねると彼女は微笑んで答えた。
「1年C組の戸田愛花です。先輩にはいつも憧れてました」
またまた、どうせ黄瀬狙いだろ・・と心の中で突っ込みながらも愛想笑いを顔に貼り付けてバスケ部の方を見る。
黄瀬がボールをバウンドさせながらゴールを入れた。
なぜか黄瀬の周りだけはいつもキラキラと輝いていた。
「黄瀬君も格好いいですよね。でも私は笠松先輩の方が格好いいと思います」
その言葉に笠妻はポカンと愛花の顔を見つめた。
すると彼女は赤くなって笑いながら練習に戻っていった。
笠松は一度彼女を少し視線で追ってからバスケ部に視線を戻すと、黄瀬の刺すような視線が笠松を見ていた。
笠松の心臓はドキンッ!と大きな音を立てた。
黄瀬・・・
体中の血液が熱く煮えたぎるような感じで全身が熱くなるのを感じながらバスケ部の練習している方向に歩いていく。
その姿を先程の愛花もじっと見つめていた。
彼女と黄瀬の視線が笠松で交差してお互いに見つめ合うが、黄瀬はすぐに笠松に視線を戻した。
「先輩?どうして?」
「バカ!!俺は引退してもまだここの生徒だ」
その言葉に他のメンバーもやけに納得した。
だが黄瀬は笠松に抱きつきながらチラッと愛花を見る。彼女の視線が黄瀬を見て悲しそうに目を逸らした。
「先輩大好き」
「離せ!!」と頭を叩かれた黄瀬がその手を緩めると他のメンバー達が代わる代わる笠松に抱きついてきた。
「無事で良かった」「キャプテン・・・」「良かった」
あの飛行機の一件で心配をかけたのは黄瀬だけではなかったらしいと笠松は思った。
<続く>
読了、お疲れさまでした。
web拍手をありがとうございました。
22日インテのサークル証が届きました。
新刊も何とか書き上がりました。あとは表紙です。
黄笠で青峰な内容です。
あとで告知しておきます。
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プロフィール
HN:
るん
性別:
非公開
自己紹介:
黒子のバスケで笠松と桜井が何故かとても好きです。
でも黄瀬や緑間のキセキも好きです。
もちろん火神や青峰の危なっかしいところも好きで
黒子や他の誠凜メンバーも好きです。
でも一番愛しているのは海常です。。。
ちょっとカオスですがよろしければお願いします。
でも黄瀬や緑間のキセキも好きです。
もちろん火神や青峰の危なっかしいところも好きで
黒子や他の誠凜メンバーも好きです。
でも一番愛しているのは海常です。。。
ちょっとカオスですがよろしければお願いします。